Candoll敗者復活戦Final
- toohironman
- 2018年4月25日
- 読了時間: 6分
準決勝が終わった時点で、Candollのストーリーは完結した。そう思っていました。 最高の笑顔、最高のステージ。結果はともかく「出し切った」という事実を、先へ進む前向きな気持ちに変換して新しいスタートを切った…と。
メンバーには準決勝終了直後に3位で敗者復活finalへ進む権利を得たという事が伝えられていたようです。でも、その日は三周年公演が既に決まっていました。タイテ次第では、3周年への影響がある…という事で数日の間公表はされませんでした。結局、準決勝の獲得ポイントが一番高かったという事で敗者復活ではトリという事でfinalへの出場を決めたようです。いや、公開された動画を見ると、もうメンバーは出るってその時点で決意していたみたいです。
何度も書いている通り、メンバーのこの大会にかける想いには尋常ではないほどのものを感じます。一昨年と同じ敗者復活という事で、その想いが一層高まっているように見えました。「楽しもう」という想いのもと、最高のステージを見せてくれた準決勝。大丈夫かな?また変にから回りというか、重苦しく感じなきゃいいけど…そんな心配もありましたが、せっかくチャンスをもらい、BLAZEの大きなステージでライブが出来るんだと期待する事にしました。
最高の雰囲気で3周年ライブを終え、すぐにその足で徒歩5分ほどのとこにあるBLAZEに移動。すでに会場は多くの観客で盛り上がっていました。☆NonSugarの2組前に、この大会の大本命と言われながら準決勝で敗退したアンジュレが登場しました。フロア前方エリアが立錐の余地がないほどのファンで埋まりメンバーのパフォーマンスもさすがに感じました。実は、初めてみたんですがいい盛り上がりを見ましたね。
あんじゅれが終わり、いったんフロアが空いたようになったのですが☆NonSugarの出番になると、どこからか人が増えていました。3周年から来たいつもの顔ぶれのほかにも、今回のCandollから足を運んでくれるようになった人の姿もあります。3周年の勢いもあったと思います。「楽しもう。盛り上がろう」という空気が満ちていましたね。
セトリは「少し高く」から。3周年のライブが終わってから、まだ2時間ほど。全力で盛り上がってみんな声も枯れていたはずです。それでも、メンバーのテンションと会場の雰囲気がそうさせたのでしょうか。まるで祭りのクライマックスを楽しもうとするかのような大きな声がBLAZEに響きました。
Aメロはれなてんからです。大きなれなてんコールを受けて、いつもはすぐに涙ぐんじゃうんです。この日も一瞬そんな表情を浮かべました。でも、すぐに天使のスマイルに。本当に透き通った空のような笑顔で歌っていました。その姿を見て、きっと彼女の中で何か感じ得たものが会ったんだろうな…どんな風に思えました。もちろん、良い意味で。
ソロパートでは推したちをまるで空へと突き上げるように、ファンが前に出て渾身の力でコールをしていました。肩を組んでサイリウムを突き出しながら声にならないほどの想いを込めているものもいました。
そして間奏。これまでここではガチ恋を打つパターンが多かったんですが、間奏明けの「小奈コール8連」もあるのでうりゃおいでいこうか…って話も持ち上がっていました。そこへ、それまでやや後方で周りを盛り上げていた一人のれなてんズが最前真ん中へ飛び込んでいきました。彼は、普段から時には憎まれ役になりながらも、懸命に頑張ってほしいという想いをメンバーに伝え続けていました。ライブでは周りを見て盛り上げ役に徹してました。そんな彼が、既にかすれ切った声でガチ恋を一人ガチ恋を打ち始めたんです。 「声は聞こえなくても想いは届く」 うめちゃんが準決勝の時に言ってくれた言葉です。 この日の彼の姿、背中を見ていて、その事が本当によくわかりました。 そして、ひとりのヲタクの背中が、みんなに火をつける事が出来るんだな。僕はそう感じました。
2曲目は新曲「Re:うたかた」 まだ2回しか披露していない曲を入れてきました。まさに「攻めのセトリ」です。 まだ定まっていないコール。盛り上がり方。 でも、そんな事は全然関係ありませんでした。沸き起こった炎を、熱風でより大きなものへと変えていく。まさにそんな盛り上がりでした。 振り入れがされたばかり。客の前で披露するのは2回目。失敗しないように守りに入っても仕方ないところではあります。でも、メンバーにそんな姿勢を全く感じませんでした。 新生☆NonSugarを象徴する曲になっていく事を確信しました。
そして、ラストはWay of life メンバーが発する熱がファンに火をつけ、ファンの盛り上がりがステージのメンバーの背中を押す。そして、それを受けたメンバーが最高の笑顔を見せる。 お互いがお互いを信じ、支える。楽しもう…そんな事考えなくても、自然と笑顔になり、体温が上がり、気持ちが高まり、心が震える。 これなんだよ。この瞬間がたまんなくてアイドルヲタクやってんだよな。そんな風に思えた瞬間でした。隣に誰がいようが関係ない。目の前に大好きな子がいて、最高に素敵な笑顔で歌って踊っている。それを、同じ思いを持って力の限り応援しようと思っているヲタクが声を枯らして叫んでいる。泣いてるやつもいる。死にそうな顔になってるやつもいる。もちろん笑ってるやつも。その全員がいい顔してるんですよね。 メンバーもそうでした。僕はずっとうめちゃんを見ていました。(ステージ見ずに例のごとく盛り上げ役に回ってる時間が長かったのですがw)肩で息をしながら、全身で気持ちを表現しようとしてる姿。もちろん、ライブ中に自分の気持ちを言葉にする事はありません。でも「ね、をっさん!楽しい!むっちゃ楽しい!楽しいよね?」って何度も何度も伝えようとしてくれているのがわかりました。 え?本当にそんな事が伝わったのかって? 間違いなく伝わりました。あの場にいた人は、みな同じ想いを推しから受け取っていたはずです。
まさに「最高のステージ」とはこういう事を言うんだよな。 心からそう思いました。
文字通り弾けました。とにかく楽しい15分間でした。
ステージが終わった後のアピールタイム。リーダーのゆうにゃは、3年間の想いと感謝を短い言葉にしました。そして、マイクを外して大きな声を上げました。メンバーもそれに倣い、深々と頭を下げました。10秒?15秒?もっと長かったかもしれません。言葉はなくても、きちんとそろったその姿からはどんな雄弁なスピーチよりも、確かなメッセージが伝わってきました。
最終結果を聞いて、メンバーには悔しそうな表情が浮かびました。唇を噛み、目には涙が浮かびます。納得なんてしてない。そう思います。 でも、今日のライブを心から楽しんだ。最高のライブが出来た事への充実感は間違いなく感じていた…
そう思います。
最後の最後、ステージを去る前に5人はもう一度深々を頭を下げました。 他のグループが手を振って、その場を去ろうとしても、最後の最後まで頭を下げ続けました。そう…去年も、一昨年もそうでした。 「ああ。やっぱり彼女たちを応援しててよかった…」そう感じる事が出来ただけでも、今年もCandollは楽しかったんだな…と思います。
僕は祭りの後の過ごし方が下手です。 最高潮の時に感じた昂ぶりを、次はどこで感じれるのだろうと、さみしさばかりを感じてしまい、いつまでも祭りの余韻から抜け出せないんです。
でも、また祭りはやってきます。 そう…夏がすぐにやってくるんです。
今年も熱い夏にしたいですね。
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