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3周年朝練

  • 執筆者の写真: toohironman
    toohironman
  • 2018年4月23日
  • 読了時間: 9分

目覚ましが鳴る。まだ薄暗い部屋を出て…

4月も終盤になると、日曜朝練アイドルの歌詞にあるような感じではなく、すでに太陽は登って周りは明るくなっています。それでも、まだ駅には週末の朝のゆったりとした空気が残っていますし、電車もガラガラです。思えば、この2年間、毎週(本当に毎週でした。あきれるほどに毎週…)、日曜の朝はそんな空気の中、ワクワクした気持ちを抱えて電車に乗っていました。 眠らない街と言われる新宿も、日曜の朝はどこかまどろみをはらんでいます。いつもの階段をかけあがりいつもの場所に着く。この日は、そんな行動が久しぶりに思えました。

この日のために本大会や周年公演以外では発動される事がないアンコールでのサプライズ企画として横断幕を作成しました。開演前、その横断幕に無糖派の寄せ書きを…と当日になって呼びかけたんですが、みんなそれぞれ本当に熱いメッセージを書いてくれました。メッセージが書き込まれた横断幕を持つと、書く前のものよりずっしりと重くなったようにさえ思えました。

サプライズ企画がもう一つ。ガラスの靴の中にメンバーカラーのバラを一輪だけ飾ったメニュメントをプレゼントするというものです。事前に最初に披露する曲だけを教えてもらっていたので、その曲(日曜朝練)を教えてもらっていたので、そのエンディングの立ち位置に合わせてガラスの靴を置いておくという狙いでした。ところが、ここで予想外の事態が。フルコーラスでなく、1番のみの披露だったので、我々が靴を置いたのと違う立ち位置で曲が終わってしまったんですw  何が置いてるんだろう…と覗き込みにきたメンバーがすぐにその意図を察してくれたんでしょうね。さっと何気ない顔で(いや、ちょっと意図的な笑いがあったけどw)立ち位置を変えて靴を持ってくれたのは笑いましたが…

その後、久しぶりに披露する曲も交えてライブが続き、いったんメンバーがステージから捌けました。そしてスクリーンに懐かしい映像が。もうね。予想はしてたんですよ。この展開w たぶん小松原さんの編集だと思うんですが、絶対泣かしにかかってたでしょ?って思っちゃいましたよ。「虹色halo」に乗せて次々に出てくる懐かしい場面、懐かしい顔。ええ。泣きましたよ。はい、お望み通りw 素晴らしかったです。

曲が終わり、暗転したスクリーンに映し出される「今、私たちは生まれ変わる」(だったっけかな?そんな感じのフレーズでしたw)も文字。そして、見慣れた「日曜朝練アイドル ノンシュガー」のロゴ。それが静かにF.O.して浮かび上がる☆NonSugarのロゴ。星と七色の虹をデザインしたものでした。そこに登場したメンバーは新衣装をまとっていました。正統派アイドルど真ん中の衣装。ずっとずっと「欲しいよね」ってみんな言っていた新衣装でした。

そして、披露された新曲「Re:うたかた」。

前回歌のみが披露されていましたが、この日は振り入れがされた完全バージョンでした。振付ははメンバーの栗野が担当。この3周年公演の直前まで彼女は舞台に出演しており、しかもかなり重要な役どころを務めており、心身共に相当ハードな毎日を送っていました。そんな中でも、彼女らしく一切の手抜きなど感じられない熱い思いをぶつけてくるような振りでした。 この日、発表されたことの一つなのですが、7月に次の舞台への出演も決まっており、なんと今度はヒロインとしての抜擢だそうです。いつもストイックな姿勢で、真摯に日々アイドルに向き合っている栗野。彼女は、もう既に次のステップへと足を踏み出しているのかもしれませんね。

そして、メンバー一人一人から、今日の日を迎えた気持ちについてのMCがありました。

れなてんは、最初から言葉を詰まらせて心の中を絞り出すような口調で話を切り出しました。苦しい思い、思うようにいかなかった日のこと、去っていった仲間やファンのこと…勝ち気で気丈に見える彼女ですが、その実はとても繊細で弱いところがたくさんある女の子なんですよね。そんな姿を隠すことなく、それでもまっすぐ先を見据えた話をしてくれました。その姿には、どこか可憐さを感じる美しさを感じる程でした。

まゆちゃんは、いつもの通り太陽のような明るい笑顔でしっかりと言葉を選んで話してくれました。ちょっとはにかんだように話す姿。でも、すごく強い視線でまっすぐ前をむいて、これからの「決意」を強い口調で伝えてくれました。「こんなに小さかったのに」みんなに言われてましたが、身長もそして想いも…一番成長したのは彼女なのかもしれませんね。

「人前で泣くのが嫌い」そういつも言っているうめちゃんの大きな瞳がみるみる潤んで大粒の涙が留まることなく流れていく…去年の生誕でも大泣きしたんですが、こんな風に泣いているうめちゃんを見たのは初めてかもしれません。

最初はお客さんも少なくて…思い描いていたアイドルの世界とは全然違くて…」

僕は、彼女が弱音を吐くところをほとんど見た事がありません。でも、今彼女が何を感じていて、何に不安を持っているかのおぼろげなイメージというものを持てていると思っています。そして、今、少し見え始めた「兆し」に向かって進もうとしている決意のほども。それを目の前で、一番近い所で見れて本当に良かった…そう思いました。

一方で、いつも泣いてた栗野がこの日は必死に涙をこらえていました。話をしてるうちに「泣いてないからね。泣いてないからね」と後ろを向いたり、あふれそうになった涙がこぼれ落ちないように上を向いたり。「人生ちょれー」っていつも笑ってる彼女も、この3年そうじゃないことばかりにぶつかってきたんだと思います。最近の充実した活動の中でも、自分に自信を持てない弱さを持ち、それを初めてみんなに打ち明けた…前を向いてるからこそ、襲い掛かってくる不安と戦っている彼女の事を誰もが守っていきたい。みんながそんな風に思ったはずです。

「最初はアイドルなんかに全く興味なかった。ただ、オーデション慣れできればいい、それくらいにしか思っていなかった」ゆうにゃの口からも、ちょっとびっくりする真実が語られました。そんな本心を後日談として語れるほど、今のアイドルという姿に全力を投入しているって事なんだろうな…そんな事を感じました。リーダーとしてのポジションに自分自身一番真剣に向き合っているのも彼女だと思います。

新生☆NonSugarのステージが始まりました。 「封印」されていたかの扱いすら受けていた「Magic」で盛り上がったりw、少高やWayで最高潮に達して「本編」は終了しました。

この日、最大の号泣ポイントは、Way of lifeのMV公開でした。 事前告知もなく、いきなりスクリーンに映し出された曲のタイトル。すぐに「あっMVだ」ってわかりました。と同時に、胸が熱くなって涙があふれてきました。念願の…本当に念願のMusicVideo。柔らかく明るい日差しの中、メンバーがまるで僕らに語りかけてくれてるかのように優しい笑顔を見せてくれるリップシーン。それぞれの想い出の場所でのシーン、みんなで歩いてきた道、そしてこれから前に進んでいくんだ…そんなメッセージが伝わってくるものでした。

ここ最近…いろんなことがありました。決して良いことばかりではない…いや、むしろ悪いことばかりだったのかもしれません。そんな中、この3周年が何か前を向くきっかけになってほしい…そんな想いで、僕たちはこの日を迎えました。そして、懸命に声をからしてステージを盛り上げようとしていました。

でもね…思ったんですよ。ああ、やっぱりノンシュガーの事が大好きだって。心から好きなんだって。心の中にすーっと明るいあたたかい光が差し込んでくる…そんな気持ちにさせさせてくれる素敵なMVでした。

Way of lifeの歌詞にある一つにキーワードに「足跡」という言葉があります。これまで歩いてきた足跡。それが自分たちの生きてきた証なんだって歌詞。でも、その中には「これから先」って意味が含まれている。僕はそう思っています。この日の公演のタイトルにも使われたこの曲。そのメッセージを、今こそ僕たちは受け止めたい…そう思います。

泣いちゃだめだ。そう思っていました。でも、たぶん泣くんだろうな…とも思っていました。 映像が流れる中、僕は隣にいるつかぴょんの肩が震えている事に気づきました。その隣にいるえりちゃんも顔をタオルで覆って泣き崩れています。 ああ…そうなんだ。そうだよな。同じ気持ちだったんだよな…安心したのか、嬉しかったのか。それを見てからは…もう駄目でした。流したのは、ただの涙じゃなかったと思います。

この日をむかえるまでに、三人でいろんな話をしました。考え方も推しも全然違う三人でした。言い争いに近い事にもなりました。いや、ほぼ喧嘩だったかもしれません。でも、必死に考えて話をしました。そして、気づきました。みんなが…この三人だけじゃなく、無糖派みんなが何かを感じているんだって。そして、この日を迎えました。まさに「万感の思い」でした。

何かを変えるって、すごく勇気がいる事だと思います。 自分自身を変える事ですら、なかなか出来ない。何かの組織の中にいると尚更。 でも、何か変わらなくちゃ…誰もがそう思っていたと思います。 一方で、慣れ親しんだ環境から何かが変わる事を恐れていた。それも事実。

大げさに言うと、ノンシュガーの3周年公演は、その「変わり目」の真っただ中で行われた…といえるのかもしれません。

アンコールは「ノンシュガーコール」でした。 「大好きなノンシュガーの名前を大声で叫ぶって最高じゃないか」って事でそうさせて頂きました。みんなが大きな声で応えてくれました。みんな笑顔でした。ちょっぴり涙交じりの人もいたかな。それを含めてみんながいい笑顔でいたと思います。

寄せ書きがびっしりと書かれた横断幕。登場したメンバーの驚いた顔…本当によかったです。

どっちをやるのかな?って話題にしてたアンコール曲。歌われたのは「Re:うたかた」の方でした。この後のCandoll敗者復活finalに向けての予行練習の意味もあるんでしょうが、新生☆NonSugarのスタートという意味でも相応しいセレクトなのかなと思っていました。コールもMIXも何となくつかめたなって感じましたし。 ここで終了…と誰もが思っていたと思います。が…そこからやるのがノンシュガーw 本大会でもありましたもんねえw という事で最後にもう一度Way。この後Candollを控えてるって事はお構いなし。というか、大一番を控えている高揚感がそうさせたのかもしれませんね。最高の盛り上がりで3周年公演は終わりました。

ノンシュガーから☆NonSugarへ。 変わった事があります。 変わっていく事があります。

でも、変わらないものもあります。 みんなの胸の中にあるもの。

それを改めて感じることができた。 前を向けた。

とても大切な日になりました。

ありがとう。


 
 
 

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